クラウドファンディングで実現した「ギソクの図書館」プロジェクトは、場作りに至るまで多くの方に関わっていただくことで完成いたしました。このページではギソクの図書館を構成する2つのディスプレイシステム、「ブレックスツール」と「ダボードウォール」、そしてロゴマークのデザインについてお話しします。

 


2017.10.05に行ったペイントワークショップの様子



1.ブレックスツール

ブレックスツールは3つの機能を持ったハコです。

・ブレードを履く

 ブレード(競技用義足)に履き替える時に使う広いスツールになります。子供でも使い易いように、高さはちょっと低めの350mmに設計。一つに座って使うことも、3つくらい並べて足を投げ出して使うこともできます。ユーザーそれぞれの足の状態に合わせて、やりやすい体勢でブレードを装着することができます。

・ブレードを並べる

 ブレードをディスプレイする棚として使うこともできます。横向きに3段積んだ高さと、縦向きに3段積んだ高さが同じになるように設計されているので、並べる義足に合わせて色々な積み方、組み合わせ方ができます。

・ブレードと旅する

 ブレックスツールとブレードをワゴンに積んで、「移動式のギソクの図書館」が日本中で展開できます。沢山のギソクユーザーに走る楽しさを!沢山の義肢装具士さんたちの情報交換の機会を!そんな今まで無かったギソクを取り巻く新しい「場」を作ることができます。
そして、2020 年に豊洲のランニングスタジアムがなくなってしまった後も(元々期間限定の施設です)、新天地ですぐにギソクの図書館が展開できる、フットワークの軽いシステムがデザインされています。



2.ダボードウォール

ダボードウォールは、ブレードをディスプレイするための壁ユニットです。ブレードの形はメーカーによって様々。これから先、更にいろんな形が登場するかもしれません。そのどんな形にも対応できるように、縦横200mm間隔で棒を差し込める穴の空いた正方形のボードをデザインしました。ブレードに合わせて棒の位置を設定すれば、いろんな形のブレードを並べることができます。一枚一枚のボードは勿論簡単に取り外し可能。ブレックスツールと一緒にいろんなところに旅してほしい。

 



3.ロゴマーク

ロゴマークでは、「ギソク」とカタカナを使っています。「義足」という言葉が持つイメージや固定概念を、ひとまずみーんな取り払って、音だけが残るマークにしました。このギソクの図書館が、世の中に新しいギソクのイメージを発信する、始まりの場となるよう願いを込めてデザインされています。

 

 

Designer : Kazuhiro YOSHIKAWA / ●▲■